2004/5/13
またまた、後藤よしのりさんの本。
前回の姉妹編、「間違いだらけのオトコ選び」を読んだ。
「騙されるオンナ、不幸せになるオンナとは?」のところは、
秀逸。
自分は、そこそこかわいい、と、ちょっとうぬぼれている
オンナが、一番だまされやすいそうである。
こりゃオトコもおんなじ。
ちょこっとうぬぼれている人は、あたしは、声をかけてもらって
当たり前だ。だって、かわいいんだから、と考えている。
だから、ホストや結婚詐欺師の格好のカモになりやすい。
これは、おカネの世界でも同じことが言える。
自分は、ちょっと賢いと思っている人が、一番だまされやすい。
こういう人は、自分は、そこそこ勉強していて、
オレは、他人よりはちょっと賢いぞ、と思っている。
そこが、あくどい金融業者の目の付けどころ。
あ、こいつ知ったかぶる奴だ!と、確信したところで、
すかさず、ほめる
「いやー、よく勉強されてますねー。お詳しいですよねー」
といって、相手の自尊心をくすぐりまくる。
くすぐりまくられて、有頂天になったそいつは、
オレは、頭がいいから損なんかするはずはない
と、大いなる勘違いをして、外国為替証拠金取引や、
ノックアウト・オプションつきの仕組み債なんかを買ってしまって、
まんまとカネをもっていかれてしまうのである。
そこで、教訓。
己の力量を知る。知らないことは、知らない、と正直に言う。
そして、人を褒めるのがやたらウマい奴には、気を許さない。
えいじ 拝